傷がつきやすいもの

ハードレンズはアクリル系樹脂でできていますから
傷がつきやすいものです。

できるだけていねいに扱わないと
レンズの表面に傷をつけることになります。

表面のうすい傷のときは,
再研磨によりきれいになる場合もありますが,

深い傷をつけてしまうと,
研磨でも傷はとれなくなってしまいます。

また、最近の高酸素透過性レンズでは
研磨することができないものも多くなっています。

傷がつくと視力が十分でなくなったり,
カビや脂肪分が付着しやすく,

洗ってもすぐにレンズがくもったり,
細菌感染のもとになります。

検診を受けて必要であれば、
新しいものに取り換えることが必要です。


特にソフトレンズの場合は,
傷のついたレンズをそのまま装用していると,

その傷が細菌の繁殖の巣ともなって
目に害を与えないとはかぎりませんので、

絶対に使用しないでください。

もしコンタクトレンズを凍らせてしまった場合、
ぬるま湯の生理食塩水(0.85%)や

専用保存液の中に入れてゆっくりとかしてください。

もとのやわらかさにもどったら,
眼の中に入れて刺激のないことを確かめてください。

ハードコンタクトレンズは,
凍っているときに特に傷をつけないようにしてください。

ソフトコンタクトレンズは,
湿度変化に強い材質のため,

ヒビが入ったり破れたりはしませんが,
お湯を急にかけることはよくありません。

自然にとかして常温にしてから使用してください。


 

紛失原因トラブル

レンズ紛失原因の50%は洗浄中といわれています。

レンズを洗うときは,必ず「ザル」で受けるようにするか,
排水口に蓋をして洗ってください。

また,ボール,洗面器に
水か生理食塩水(0.85%の食塩水)を入れてその中で洗う方がよいでしょう。

朝や寝る前にあわただしくレンズのとりはずしをしがちですが,
できるだけ時間のゆとりをもって,テーブルに置いて,
落ちついて,ゆっくり行ないましょう。

入浴,洗顔,プールに入るときなどは必ずはずしましょう。
またレンズをはずしたらすぐに保存ケースに入れましょう。

横風やゴミ等の刺激で,はずれやすいので,
バス,電車の窓などから顔を出さないことです。

空気が乾燥していたり,目を強くこすったり,
ものがあたったときなどもはずれやすいので気をつけましょう。

コンタクトレンズを保存するには、
それぞれのメーカーの保存液に3~4時間ほどつけておき,

十分にもとのやわらかさにもどします。

保存液がなければ生理食塩水(0.85%の食塩水)でもかまいません。
ただ,熱湯につけたりしてはいけません。

装用してみて眼の痛みや視力の変化がないかどうかを確かめてください。

なお,念のため限科医の検診を受けてください。

ハードレンズの場合は三つの方法があります。

・レンズの種類によっては、明るいところでよく見ると、
端に数字が書いてあるものがあります。

この数字は使用しているレンズの
カーブが記入されていますので、

自分の保証カードの左右のベース・カーブの
数字と同じように装用すればいいわけです。

ただし,レンズに数字が書かれていない場合,
保証カードに何も記載のない場合,

左右ベース・カーブが同じの場合は
わからないので次の方法をためします。

・左右の視力と屈折度が異なる場合
(左右の視力と屈折度が同じ場合は、さらに下の方法をためします)。

まず両眼にレンズを入れます。片方ずつ見え方を確かめて,
左右の視力の差がないようであればそれで合っていると思われます。

・左右の視力と屈折度が同じ場合
とりあえずレンズを眼に入れてください。

異物感があるときや痛みがある,ダブる,
よくずれるなどの症状があるときは,

すぐに左右を入れかえてください。

そして,自覚症状が全くなく快適であれば
少し様子をみてよいと思います。

いずれにしても,間違って入れたままにしておくのは
角膜に傷をつけることにもなりますから,

できるだけ早めに処方してもらった医師に再検査を受けた方がよいでしょう。


次にソフトレンズの場合は調べるのが困難ですから,
やはり医師の検査を受けるようにしましょう。

コンタクト レンズの使い始め

コンタクト レンズの使いはじめのころは,
まばたきが不足したり,涙の分泌が少し多くなったりして,

・少し目つきが悪くなる

・結膜に多少の充血や腫張が起こる

・めやにが少し多くなる

・熱っぼい感じがする

・少しまぶしく感じる

・上を向くのがつらく異和感がある

・夜間,自動車のヘッドライト,ネオンなどがきらめいて見える

・像がダブって見える

・少しボヤけたり,くもったりする

・圧迫感がある

等のいろいろな症状がでます。

コンタクト レンズを長持ちさせるコツ

レンズを長持ちさせるコツ

どんな物でも大切にとりあつかうことが長持ちさせる基本となります。
レンズは特に小さなものですので,ちょっとした不注意で紛失したりこわれたりします。
次のことに注意しましょう。

・レンズに「キズ」をつけないこと

・レンズに「ツメ」をたてない

・レンズを布類でふかない

・レンズを床に落としたときは,その場を動かないで体についていないか確認して,
その次に足元からさがし,見つかれば指先をぬらしてレンズにそっとくっつけて真上に拾い上げる。

・化粧品や薬品やガムなどをつけないこと

・レンズを強く押さない

・温度の高いところにおかない

・保存ケースの端にひっかけない

・レンズを洗うときは,必ず「ザル」に受けるか,排水口にフタをする

・レンズを乾燥させない

・家庭用洗剤やアルコール類などで洗わない

・電車,車の窓から顔を出さない(横から風が強く当たると,
風圧,ゴミなどで刺激が強くなり,レンズがはずれることがある)
コンタクト レンズをはずした後すぐにメガネをかけると物がボケたりかすんで見えます。
これをスペクタクル ブラー現象といい,一時的に角膜浮腫が起こるために,

角膜のなめらかさ,厚さ,角膜の曲率半径の変化により,
屈折状態が一時的に変化することをいいます。

これは,ハード レンズの装用時間が長すぎるために起こるものです。
装用時間を短くしましょう。